漏斗胸の抜去手術をした話① | バニログ

漏斗胸の抜去手術をした話①

体験談

今回は漏斗胸の抜去手術についてゆるく書いていきたいと思います。

と言うのもわたしが手術する時に体験談みたいなものがあまりにも少なすぎて不安だったんですよね。
手術を受けた方の情報も全然なかったですし。

なので気になっている方とかの目に入ればいいなーと記事を書いた次第です。

ちなみになぜバーを入れる手術ではなく抜去手術なのかというと、ついこの間手術をしたこともあって記憶が新しいことが理由です。一応バーを入れる手術についても後日書いていきたいと思うのでよろしくお願いします。

抜去手術まで

手術前について

一応当時記録を残しておこうと病室で書いていた入院記録があるので、それらを軸に進めていこうかなと思います。

ちなみに手術を受けたのは去年の年末辺りです。
ただ一つの記事にするには結構長かったので、いくつかの記事に分けて投稿しますね。

当時の入院記録(手術2日前)

確認したところ一日の文章も割と長めだったので一部改変してそのまま記載しちゃいます。
読みやすいように弄ろうかとも思ったんですが、そのままの方が当時の雰囲気が感じやすいかなと思いそのままにしています。

あと元の文章の長さ的に改行少な目なので見づらいようであれば申し訳ないです。
とはいえこの文量で2~3行の改行はむしろ見づらいかも。

以下当時の入院記録の引用です。

今日から入院することになった。

朝の11時30分から予約が入っていたので、11時を目安に家を出発した。
呼吸器外来の受付に行ったが、CTの予約が新しく入ったらしくそのままCTを受けに向かった。特に問題もなくCTを受けて、再び呼吸器外来の方へと向かった。
いつも通りに待合席で呼ばれるのを待ち、15〜20分ほどで呼ばれた。

室内では術前の確認や説明を行い、以前記入した麻酔科の同意書とは別の手術の同意書などにも記入した。その後は手術のことについての質問を行い、痛みについてのことを聞いた。
今日以外の診療でも抜去の痛みはあまりないという話は会話の中で度々聞いていたものの、やっぱり気になったから。

手術の痛みについては自分の中では何よりも気になっていることだったので、それまでに調べたりもしたもののやはり主治医の先生にも聞いておきたかった。
当然ではあるもののバーを入れる時に比べればほとんど痛くないという話だった。
実際それまでバーが入っていた場所を道筋にバーを抜けばいいだけだからという話も交え説明された。普通に納得できる話ではある。

問題なければ基本的に手術の翌日には退院できるらしいので、そうなってねという感じ。その後は説明などを終えて、渡された同意書の原本を持って入院病棟へと向かった。
受付カウンターにいた看護師の方に今日から入院する旨を説明して、ひとまずラウンジで待機した。

10分をほど待機したところで看護師の方がやって来て、採血をして来てほしいとのことだったので、再びエレベーターに乗って採血をしに行った。

毎回地味に嫌なのだが、今回の採血は担当医の方がとても上手で、全く痛くなかった。
おそらく自分が今までした採血の中で一番痛くなかったと思う。
そして採血を終えて自分が入院する病棟の階に戻り、再びナースセンターに向かった。
今度は事務員の方がいたのでそちらに話を通し、再びラウンジにて待機した。

その後10〜15分ほど待ったところで事務員の方がやってきて、簡単な説明の後支払いの同意書に記入した。以前記入した麻酔科の同意書なども求められたが、先ほどの看護師の方に持って行ってもらった荷物の中に入っていたので、後ほど渡すということになった。

持ってきた限度額認定証の紙もその際に渡すということになった。
その後は病室へと案内され、持って来た荷物やコートなどを置いた。

ちなみに今回、無料の部屋に空きがなかったので2グレードほど上の部屋になった。
一人当たりの面積が多少広く、室内に一つシャワーがついていた。
これは階に併設されているシャワーとは違い、予約表に記載せずとも自由に入っていいらしい。
また共用のトイレとは別に一つ、部屋を出てすぐの場所に個室のトイレがあった。
無料の部屋以外の説明はあまり確認していなかったので、嬉しい誤算ではある。
ただ部屋の料金は言うまでもなく高いので、そこは当然気になるところ。

その後は付き添い人の待っているラウンジに戻った。
事前の説明では呼吸器外来に行った後、病棟へ行く予定時刻まで2時間近く空きがあった。
なのでその間に昼食などを済ませる予定だった。
しかし途中で行った追加の検査などで結局時間はカツカツだったので昼食を食べれていない。
質問したところ、術前であれば売店などにも行っていいとのこと。
以前入院した際は術後でも大丈夫だったが、昨今の時勢から手術後はダメっぽい。
面会も禁止で何か物を渡すにも看護師の方を経由しなければいけないので、かなり面倒。

その後は館内併設のレストランで昼食を食べた。
レストランとはいえ館内併設の施設であり割とライトな雰囲気だったが、こういったタイプの店での外食は久々だったので何だか新鮮だった。
こういったお店に来ると毎回思うのだが、店によって受付などのシステムが微妙に違うのが少し面倒。

ご飯を食べ終わったところで再び病棟に戻った。
ひとまず問題はなさそうなので、付き添いの人とは分かれた。
することもないのでポケットWi-Fiの設定やらティッシュ箱の設置やらを行った。
飲料水は普段白湯を常飲しているので、電子ケトルの持ち込みができなかったのが辛い。
前日掛かって来た確認の電話で聞いたところ、火傷など事故の原因になるかもしれないかららしい。

看護師の方に言ってもらえれば対応するとの話だった。
とは言えこうして部屋で待機しているとあまり看護師の方はやって来ないし、白湯を入れてもらうためだけにナースコールを押すのも気が引ける。
水筒を手に看護師の方を探して階を徘徊するのもちょっとなぁというところ。
ひとまず部屋の水道からそこそこ暖かい水は出るので、飲料水として使えることを確認しそれを飲んでいる。

とは言え沸騰させていないので白湯ほど飲みやすくはない。
むしろ味は不味い。
家から持って来た水筒にお湯を入れ忘れたのが悔やまれる。
明後日の手術なので明日は特にすることがない。
おそらく暇。

事前の説明では念のために準備はした方がいいかも?止まりであまり必要という話はされなかったが、どうやらオムツも必要らしい。
前回は一応最初から必要なものとして持ってくるように言われていたが、今回は言われていなかったのでおそらく売店で買うと思う。
ただどれを買えばいいのかわからないので調べなければいけないのが少々面倒。
その後すぐ売店に行ったものの上記の通りどれを買えばいいのかわからないので、とりあえずホットのほうじ茶だけ買ってきた。
あったかい。
サーモスのマグを持って来ているので、ホットドリンク系はまず冷めないのがありがたい。

余談ではあるが病院は背もたれのある椅子がないので、こうして卓上のPCを触るのが少々辛いところがある。
ベッドを曲げようにも限度があるので悲しいところ。
しかもベッドは沈むから余計にね。

個人的に当たり前であるとは思うものの、
「あ〜痛かったらどうしよう痛いのやだなぁ」
こういう感情が不意に湧く。
一度目の手術がかなりインパクトのあるものだったので、当然と言えば当然なのかもしれない。
そのうち一度目の手術についての文章も書こうかと思うが、とりあえずは目の前の抜去手術。

一応麻酔についてお願いして少し変えてもらった?ところがあったので、それについても少し触れようと思う。
本来漏斗胸の抜去手術は硬膜外麻酔を使わないらしいのだが、わたしはその旨を説明された上で使ってもらうようお願いした。
麻酔科の先生の説明では硬膜外麻酔を使うほど痛みは強くなく、人によって麻酔で気持ち悪くなってしまう人もいるからとのことだった。

ただわたしとしては痛みがないことが何よりの優先事項だったので、「どうしましょうか」と意思を確認された際に硬膜外麻酔を使ってもらうようお願いした。
あそこで使わないという選択をしていたら後々後悔しそうだったので、いい判断だったと思う。

ポケットWi-Fiの電波が悪く、期待していたほどの機能をしていない。
それでもないよりはマシではあるが、料金を考えると安くはないので複雑な心境ではある。
これもしかして一ヶ月だけスマホの料金プランを変えてテザリングした方が良かったのでは…
正直否定したいがその可能性は高いのが悲しい。
なんならテザリングすれば5G使えるので、スマホのバッテリーを考慮しなければそっちの方が利便性も高い。
う〜んミスったなぁ。

夕食の時間になった。
時刻は大体18時40分ごろ。
当たり前ではあるが食事の献立はバランスが良く、味も普通に美味しかった。

シャワーに入りたい欲が出てきたし19時30分を目安に入ろうかなと思う。
自由に入っていいよと言われているとはいえ若干不安。
杞憂だってことは言うまでもないけど。

ノイキャンイヤホンが非常に優秀。
特別同室の他の患者さんがうるさいわけではないけど、やはり生活音がするのは避けられないし高齢者の方だったりすると独り言が少し多かったりする。
耳栓をお勧めしている方も多いし実際ありだと思うが、金銭に余裕があればノイキャンイヤホンを購入することをお勧めする。
仮にバッテリーが切れても耳栓代わりにはなるからね。
以前入院した際には持っていなかったものなので、その便利さを現在進行形で実感している。

個室のシャワーは朝の7時から夕方の19時までらしい。
結構音が響くらしく、それが理由みたい。
大丈夫だろうと横着した結果確認した時間が19時30分になったので結果今日は入れず。
やらかしたわ。
もっと早く聞いとけばよかった〜。

あと白湯は貰えないらしい。
なんでや貰えるんじゃなかったんかと思わなくもないが、質問した看護師さんによればもしポットに汚れや菌が存在するようなことがあればそれを患者さんに配ることになりかねないとの理由らしい。
電話で質問した方も新人さんっぽかったので情報共有が上手くできていなかったのかもしれない。
残念だけど仕方ない。
ウェットティッシュ持って来てないから買わなきゃ…

その後は自然と寝た
時刻は消灯前の20時30分ぐらいで、我ながらめちゃくちゃ早く寝たと思う。
ただ夜中に3〜4回目が覚めたのはだるかった。

今回はここまで

とりあえず今回はこんな感じ。

正直手術に関することだけ抜き出して記事にしようか迷いましたが、自分は当時手術前後についても情報が欲しかったので、もしかしたらそういう方もいる可能性を考慮して前後についても書いちゃいます。

当時の引用が長すぎて書くことが特にないという……
今振り返ると細かすぎるレベルで記載していますが、実際手術前は不安で当時の自分はこの解像度の情報を求めていたんですよね。

なので引き続きこんな感じで行きます。
ではまた次回。


次の記事はこちら

https://banilog.com/routokyou2/

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