漏斗胸の抜去手術をした話⑤(最後) | バニログ

漏斗胸の抜去手術をした話⑤(最後)

体験談

なんだかんだで今回が最後です。
当時の入院記録が短すぎてあってないようなものなので、手術による改善点やその他諸々についても最後なので記載してみようと思います。

ちなみに前回の記事はこちら

https://banilog.com/routokyou4/

抜去手術の経過(2日後)

今回の入院記録……というか術後経過はめちゃくちゃ短いです。
なにせ当時の段階で書くことがほとんどなかったですから。

一応漏斗胸の手術で改善した点なども今回はちょろっと書くので、まずは当時の文章を。

あまりにも短すぎる当時の入院記録

08:00前後に起床。
昨日の夜は、 疲れていたのかすぐに寝てしまい内服薬を飲み忘れたので体感痛みが強い感じがする。
すぐに朝ごはんを食べて08:30頃に内服薬を飲んだ。

内服薬の影響で止まっていると痛みはほぼ無い。
動くと痛いぐらい。

手術の所感

はい、マジでこれだけです。
我ながら当時の記録……というか文章が短すぎて驚きましたね。

いくらなんでも短すぎるだろと感じた方もいるかもしれません……というかいるでしょう。
ただ、逆に言えばこれぐらいしか書くことがなかったぐらいには手術後の経過は良好だったということです。

痛みについてもバーの挿入手術と違って、当時の記録でも現在の記憶でもあまり覚えていないことからそれだけマシだったということも自分のことながら認識しています。

なのでこれから手術を受ける方や漏斗胸自体の手術を検討している方はこの点に関してはあまり気を張り過ぎないようにしていただければなと思います。
とはいえ、痛みがゼロで手術直後から好きに動き回れる訳ではないのでその点は頭に留めてただければなと。

抜去手術で印象に残ったところ

せっかくなので抜去手術で印象に残った部分でも軽く書いておこうと思います。
一応バーの挿入手術は別の記事で書く予定なので、そちらについては今回は省きますね。

痛み

もう何度も書いているので見飽きた方もいるんじゃないかと思うんですが、まず挙げたいのは痛みですね。もちろんメスを入れている関係上その部分に力が入るような動きをすると強い痛みがあるんですがマシであるのは事実です。

具体的には

  • 腕に力を入れる
  • 上半身を動かす

などですね。

安静にしている分には特別大きな問題はないです。
ただ術後しばらくして麻酔が切れてくるとジンジンと痛みが出てくるので、予兆を感じたらさっさと薬(点滴)を貰った方がいいです。

あとは変に痛みを我慢して看護師さんに言わない&薬をもらわない&変に気を遣って”大丈夫ですとか言う”のはホントにやめた方がいいですよ。当たり前ですけど看護師さんも言わなきゃわからないので。

”言わなくてもわかるだろう”、”今の自分を見ればわかるはず”、”察してくれるだろう”はマジででよくないです。なんなら少し大げさに伝えるぐらいじゃないと相手に伝わらないと思った方がいいかと。

正直にスパッと言うのは大事。

退院の早さ

これも印象的でした。

翌日には退院でしたからね。
実際ホントに翌日に退院できるのか不安でしたが、経験してみて”あぁこれは退院いけるわ”と自分のことながら思ったほどです。

病院に長く拘束されるのが嫌!という方はあまり心配しなくてもいいかなと思います。

トイレ(重要)

これに関しては正直気にしている方がどれぐらいいるのか疑問ですが、少なくとも自分的にはとても重要な問題だったので書いておきます。

簡潔に書くとトイレ自体は手術後に行けます。

自分の場合尿瓶とかマジ無理って感じだった(無理過ぎてバーの挿入手術でも車椅子でトイレまで送ってもらった)ので助かりました。
ちなみに無理というのは気持ちとかそういう問題ではなくそもそも出ないって話です。

それでまあ抜去手術に話を戻しますが、事前の話では行けますよって話だったのが術後の血圧が高くて一回行けないかもってなったんですよね。ただそうは言っても出ないものは出ないので結局トイレにいきました。

ただ以前の入院記録にも書いてあると思いますが、高齢者の方だと倒れちゃうだろうなってぐらいには歩いたときのめまいはありました。

手術で改善したところ

バーの挿入手術の方に書こうかとも思ったんですが、せっかくなので漏斗胸手術で改善した点についてもざっくり書いちゃいます。

時折胸に走っていた謎の疼痛がなくなった

漏斗胸の手術で改善した点です。
手術前は時折胸に原因不明の疼痛が走ることがあったのですが、手術後はそれがなくなりました。

まさか漏斗胸が原因だとは思わなかったので自分でも驚きましたね。
痛みの頻度自体は元々高くなくごくたまに痛みが走るって感じでしたが、手術後は一切なくなったのでよかったです。

この謎の疼痛は遡ると子供の頃から極稀にあったので、漏斗胸の手術で消えたのは不思議な感覚でしたねー

見た目の改善

おそらくこちらも気になっている方が多いと思われる見た目です。
結論から言うと自分の場合は結構改善しました。

思った以上にフォルムがわかりやすく変わるのでぱっと見でわかるレベルです。
今手術前の写真を見るとかなり胸のへこみが違うので驚きますね。

ただバーを抜くと若干ですが戻ります。自分の場合は大体20%ぐらい?
とはいっても手術前まで戻る訳じゃないのでそこは大丈夫です。

一瞬結構戻っちゃったのかと思って術前の写真見たら今と全然違いましたからね。

おわりに

念のために書いておくと、わたし自身はいたずらに誇張したり脅したり、逆に事実よりもあたかもマシであるかのように伝えるやり方が好きではないです。なので少なくともここに書いてあるのは、わたし自身が経験した事実をそのまま書いてあると受け取ってもらえればと思います。

バーの挿入手術についても入院記録なども残していないので1つの記事のまとめて書こうと思っていますが、内容が内容だけにちょっと長くなりそうです。

この記事が少しでもこれから手術を受ける方や手術を検討している方の参考になっていれば嬉しいです。

それではまた~

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