漏斗胸のバー挿入手術を受けた話 | バニログ

漏斗胸のバー挿入手術を受けた話

体験談

こんにちは。
今回は以前から書こうと思っていたバーの挿入手術について書いていこうと思います。

一応バーの抜去手術とは違ってこの記事1つに全部まとめる予定です。
入院記録とかも当時は書いてなかったですからね。

ちなみにバーの抜去手術についての記事はこちら。

https://banilog.com/routokyou1/

手術を受けるまでのいろいろ

経緯とか理由

せっかくなので自分が手術を受けようと思った理由なんかについてもさらっと触れていこうと思います。わたし自身漏斗胸の症状と言うのは小学校のあたりからすでにあって、その時点でもう何となく胸部が凹んでいるような状態でした。

当時は漏斗胸なんてものを知らなかったので、おぼろげですが自分自身不思議に思っていた記憶が存在します。明確に気にしているという訳ではなかったのですが、その後10代後半辺りで漏斗胸というものを知って”治せるなら手術しよう”と思った感じ。

余談なんですが、よく漏斗胸の話題としてプールなどで自分の身体を気にしてしまうというのがありますよね。自分の場合学校ではややその傾向があったんですが、一般のプールなんかではあまりなかったです。

”どうせこの人たちとは二度と会わないからいいや”みたいに思っていた気がします。
逆に学校ではその後も人間関係を続けなければいけないという理由から何となく気にしてしまう感じだったかなと。

ある意味同じ場所で何年も共同生活しなきゃいけないことによる弊害ですよねー。
思春期なんかは特に”みんなと同じ”みたいな意識が強い年齢ですし。

その後の流れ

その後は両親に相談して病院に行きました。
術前ということもあり一連の流れは正直あまり覚えていないのですが、何度か通院して手術の意思を確認してって感じでしたね。

主治医の先生も人当たりのいい方で特に気になるところはなかったです。

手術前から手術後までの経過

手術前

入院はバーの抜去手術と同じように1~2日前ぐらいからの入院だった記憶です。
今と違って時勢的に問題もなかったので行動制限なんかもなく比較的自由でした。

仕方ないとはいえ、以前までの価値観で今の状況を考えるとマジで面倒ですよね~
こればっかりはどうしようもないですが……

合間で抜去手術同様ちょっとした検査をやった記憶がありますが、せいぜいそれぐらい。
とまあそんな訳で何事もなく二日間を過ごして手術当日です。

流れとしては諸々の準備を済ませ着替えたあと手術室まで歩いて行くという感じ。
手術室に着くと台があるので看護師の方に促されるままよっこらしょと横たわります。

抜去手術同様後ろでは陽気なBGMが流れていて、こちらの緊張をほぐすような雰囲気でした。
看護師の方がいろいろ話しかけてくれるのはありがたかったです。

その後は硬膜外麻酔を背中に打つために寝転がった状態から姿勢を横へ。
と言ってもこれは別段痛みはなかったですね。”ちょっと痛みがある”とかではなく文字通りなかったです。なんか背中でやってんなーという感覚ぐらい。
”背中を丸めてくださいね”と言われてた時にちゃんと丸めていたのが功を奏したのかもしれません。

硬膜外麻酔を終えたあとはもう一度仰向けになる形で態勢を戻します。
その後は主治医の先生とも話して点滴から麻酔を入れる感じ。

抜去手術では一瞬視界がブレたあとにストンと意識が落ちた感じでしたが、バーの挿入手術では気がついたらって感じでしたね。

手術後

それでまあ、手術後が終わった後の話になる訳ですが……まず胸に痛みがあります。
この痛みは主に傷口が痛いとかではなく、バーで押し上げている胸骨に対する痛みです。

あくまでわたしの場合ですが、起きた直後は痛みで深い呼吸ができず浅い呼吸を繰り返していました。その後は当然ベッドで安静にしている訳ですが……胸部周辺の痛みは強いです。
正直泣きたくなった記憶があります。

当時の自分は術前一応痛みについて気にはしていたものの、まさかここまでとは思っていなかったという感じです。一応無理やり骨の形を曲げている以上手術が終わっても痛みがあるというのはある意味納得できる部分ではあるんですが、まあ知る由もないですよね。

その後は点滴で痛み止めを落としつつも安静にしていたんですが、痛いとはいえ当然トイレに行きたくなる訳です。最初は安静ということで尿瓶を渡される訳ですが、以前の記事で書いた通り自分はマジでダメだったんですよねー。

ホントに無理でした。

その後は看護師の方に事情を説明しましたが何とか尿瓶でできないかという話になり……ごね、先生からの許可があってやっと車いすでトイレに行けたって感じです。
もしかしたらあまり気にならない方もいるのかもしれませんが、かなり重要でしたね個人的には。

その後の経過

残る問題は痛みな訳ですが……2~3日ほどは痛かったですね。
正直あれを痛くなかったとは言えないです。

それ以降も朝~昼はまだ我慢できても夜になると痛みが強くなる&人の活気がなくなって気が紛れず痛みが出てくるという感じでした。

結局わたしが入院した期間は1週間半とかだった気がします。
もともと1週間行かないぐらいでの退院予定でしたが、ちょっと痛みが気になり過ぎたのでごねた記憶。

自分が痛みに弱いというのもあったかもしれませんが、大体こんな感じです。
わたし自身脅すような書き方は嫌いなので痛みに関して誇張した書き方はなるべく排除しているつもりですが、実体験な以上どうしてもこういう書き方になってしまうんですよね。

もし不安になってしまった方がいれば申し訳ないです。
ただ痛かったものを”そんなに痛くなかった”なんて書くわけにはいかないですからね。

それにバーを入れる骨の形を変えるという関係上痛みの面でやっぱり他の手術とはちょっと毛色が違う感じがありますし。

おわりに

とりあえずバーの挿入手術に関してはこんな感じです。
現状思いつくことはとりあえず書きました。

痛みについてはね……やっぱり触れておかないとね……
また何か思い出したことがあればこちらの記事に加筆しようかなと思います。

悩んでいる方の何かしら参考になっていれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました~

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